シルヴィ・ギエムの表現力

シルヴィ・ギエムの表現力

かの有名なシルヴィ・ギエムですが、数年前に公演を見たときは、
若い頃と比べて動きは確かに悪くなっていました。

しかし、演目のストーリーを見事に彼女なりに表現できていたり、
なぜか泣けてくるぐらいの感動させる空気をつくる踊りをしていたのです。

そのとき、私は、
バレエは人間の内面も表現できるのだな
とひしひしと感じたのです。

話はそれましたが、ただ技術があることだけを良しとせず、年齢を重ねても
バレエの心に向き合い、生徒を教えながらでも舞台に立っている先生に
習う方が良いと言えますね。

そういった先生は、自然と生徒の内面から出る表現力を引き出せると
思うからなのです。

バレエと向き合っている先生は、もう体形も崩れてテクニックも落ちたから、
という理由だけで舞台を降りたりはしません。

その体形なり、年齢、技術なりで表現できるバレエというものがあると
いうことを理解し、日々表現力を磨いているからなのです。

生徒の中でも、足首や体の開きの面では恵まれないものの、とても素晴らしい
表現力を持つ子供もいるのですが、そういった子供に気付いて、よいところを
伸ばして自信をつけさせてあげることもできたりするのです。

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